学部学科紹介
芸術文化・観光学部/芸術文化・観光学科
(4年制/1学年80名)
芸術文化と観光の両方を学びます。芸術文化・観光分野の2つの視点を持って、新たな価値を創造し、地域活性化に貢献する専門職業人を育成します。
学べること
異分野を架橋する新たな学び
本学では、 地域活性化における芸術文化と観光の果たす役割を理解し、両分野の視点を生かし、芸術文化と観光に関する事業活動を推進することで地域の新たな活力を創出する人材を育成します。
学問分野を架橋した学びの中で、芸術文化分野あるいは観光分野のどちらかを軸におき「主となる専攻」として分野の専門性を高めるとともに、もう一方の分野の知識・技能を「副となる専攻」として学びます。
そうすることで、両分野の視点を持った人材を育てます。
さらに、芸術文化分野と観光分野に関連した他分野の知識等を結びつけることで地域活性化を推進する能力を展開科目を通じて養成します。

※科目は抜粋例
〈異分野を架橋する科目群〉
科目区分 | 内容 | |
---|---|---|
職業専門科目 | コア科目群 | 芸術文化マネジメント能力、観光マネジメント能力及び価値創造の能力を養成するため、共通して必要となる知識・技能を身につける科目 |
相互アプローチ 科目 |
コア科目群の科目のうち、芸術文化及び観光・経営の双方の教員により芸術文化及び観光の双方の視点を生かし、新たな価値を創造するための知識・技能を身につける科目 | |
クロスオーバー 科目 |
芸術文化分野でのキャリア形成を目指す学生にとっても身につけることが望ましい観光に関する専門知識・技能、あるいは観光分野でのキャリア形成を目指す学生にとっても身につけることが望ましい芸術文化に関する専門知識・技能の修得に向け、分野を越えて学修する科目 | |
展開科目 | 芸術文化や観光を通じた地域活性化において、持続可能で多様性に富んだ社会、誰しもが自分らしく生きられる「ユニバーサルな社会づくり」を推進するための能力を養います。 |
〈基礎科目 〉
これからの専門職に必須となる対話的コミュニケーション能力を身につける「コミュニケーション演習」をはじめ、使える「英語」、 Society5.0 の基礎的なリテラシーとなる「情報処理演習」など、専門職業人としての基礎能力と教養を身につけます。
〈総合科目 〉
3年次までに様々な分野を架橋する科目の履修により修得した知識・技能等をもとに、自ら課題を設定し、その解決策を立案し、発表、成果のとりまとめを行うことで、専門職業人として実践的かつ応用的な能力を総合的に養います。
主となる 専攻、 副となる 専攻
全ての学生が芸術文化と観光という、異なる分野を共通して学ぶが、その中でも専門性を高めるため、いずれかを「主となる専攻」、もう一方を「副となる専攻」として双方の知見を持ち、事業活動を通じて社会に新たな価値を創造する専門職業人となります。
・1年次はクラス担任制のもと、芸術文化と観光に共通して必要な知識・技能を身に付ける科目を履修します。その上で、クラス担任と相談しつつ、2年次以降に芸術文化と観光のいずれを「主となる専攻」とするかを選択します。
・2年次以降は、学生と教員が個別面談を行いながら履修計画を作成する「アカデミックアドバイザー制」を導入します。3年次に一定の条件の下、「主となる科目」を変更する機会もあります。
学生が主体的かつ体系的に履修計画を立て、大学で学ぶ目的や将来の進路を見据えた学修目標の設定と達成につなげます。
主となる専攻(芸術文化)
主となる専攻(観光)
主な科目
基礎科目 | コミュニケーション演習、情報処理演習、英語、中国語、韓国語、経済学、社会学、統計学、芸術学 |
職業専門科目 (芸術文化分野) |
文化政策概論、企業メセナ論、映像メディア論、文化産業論、舞台芸術論、民俗芸能論、パフォーミングアーツ概論、ダンスワークショップ実習、舞台芸術実習、舞台芸術基礎実習、劇場プロデュース実習 |
職業専門科目 (観光分野) |
観光交通論、旅行産業論、宿泊産業論、観光政策論、観光経営学、観光産業分析、観光マーケティング分析論、デスティネーションマーケティング(DM)論、旅行事業実習、宿泊業実習、観光交通業実習、デスティネーション実習 |
職業専門科目 (コア科目群) |
マネジメント入門、アカウンティング入門、事業創造入門、アートマネジメント概論、文化施設運営論、パフォーミングアーツ概論、観光事業概論、観光産業マーケティング論、
観光サービスマネジメント論 [相互アプローチ科目] 芸術文化と観光、地域創生論、芸術文化・観光プロジェクト実習、建築関係法令と著作権、専門演習 |
職業専門科目 (クロスオーバー科目) |
[芸術文化分野] 旅行産業論、観光サービスマネジメント論、観光プロモーション演習 [観光分野] 文化産業論、パフォーミングアーツ概論、文化政策実習 |
展開科目 | 世界を知る、地域コミュニティー論、地域資源の保全と活用、兵庫の教訓を踏まえた防災、国際環境論 |
総合科目 | 総合演習 |
教員紹介
履修モデル
■ 芸術文化分野 (アートマネジャー)への進路を希望する学生
■観光分野(観光事業プランナー・マネジャー)への進路を希望する学生
卒業後の進路
学生が卒業時に修得を求める能力を以下のとおり定めます。
芸術文化と観光の2つの分野の視点を生かし、
それぞれの分野で事業の企画・運営を行う力を持つ本学の卒業生は、
次のような組織への就職、あるいは、自らが起業し、地域、世界で活躍することを期待しています。
芸術文化
・劇団、芸能プロダクション、テレビ局、メディア産業、イベント企画会社 など
・劇場・文化ホール等の文化施設、芸術文化団体、NPO など
観光
・DMO(地域と協働して観光地域づくり行う法人)、 観光振興コンサルタント、商工会議所など
・旅行会社、航空会社、鉄道・バス会社、ホテル・旅館、レジャーサービス業 など
共通
・国、地方自治体
・観光・芸術文化関係ベンチャー企業、一般企業(イベント・企画開発部門等)など